新型アルトワークス スペックで見るターボエンジンの実力は? 試乗で評価してみた
こんにちは!! カラーズ草津店、原田です。全国のスポーツカー好きの皆様、お待たせいたしました!! 現行のアルトワークスの中古車が当店に入庫しましたので、アルトワークスの歴史と共に、そのスペック、実力をお伝えしていこうと思います。最後までお付き合いをよろしくお願い致します
アルトワークスの歴史
初代、2代目
画像参照元 http://www.goo-net.com/catalog/SUZUKI/ALTO_WORKS
初代
アルトワークスが最初に発売されたのは、昭和62年2月。当時の軽自動車の排気量は最大で550ccと現在より110ccも排気量も小さかったのですが、ワークスは当時のダイハツ、ミラターボTR-XXが最高出力50馬力を達成したことに対抗し、それを大幅に上回る64馬力を達成させました。この64馬力は、現在でも軽自動車業界の最高出力自主規制の上限となっています。当時のレベルとしても、それだけパワーが出ていたということですね
2代目
「アルトワークスと言えば?」僕の世代では最初にイメージするのが、この2代目です。丸目のヘッドライトに、ターボだぞ!と言わんばかりに主張するボンネットのエアインテーク、専用のツートンカラーやリヤスポイラー等のエアロ類、内装は専用バケットシートが奢られ、なんにせよ”走り”を意識したモデルでした。当時の軽は女性が乗るもの(乗ってらっしゃった男性の方、失礼!)というイメージでしたが、このワークスに関しては男性が乗ってもカッコ悪くなく、グイグイ走れる硬派なマシンでした。平成2年には新規格の660ccエンジンへ排気量を上げています
3代目、4代目
画像参照元 http://www.goo-net.com/catalog/SUZUKI/ALTO_WORKS
3代目
平成6年~平成8年までの販売。エンジンは、660cc3気筒DOHC12バルブインタークーラーターボ(64馬力/10.5kg・m)のRS/Zと、SOHC6バルブインタークーラーターボ(64馬力/10.0Kg・m)のターボie/s(後に特別仕様車のスズキスポーツリミテッド、SOHCターボieも発売)ボディデザインや内装等は2代目とあまり変更はないですが、最近まで現役で販売されていた、当時新開発のオールアルミエンジンK6A(チェーン駆動)を初搭載しました。バランス、走りともによく洗練された「ワークスの完成形」ともいえるのが3代目です
4代目
平成10年~平成12年まで販売。平成10年10月に軽の規格が変更となり、ボディが以前のモデルより大きくなっています。モデルが変わるたびに進化をし続けてきたアルトワークスですが、ここに来て時代の変化の波に飲まれる事となります。
時代は規格変更後、ワゴンR、ムーヴ、ライフ等、車内の広いトールワゴン型の軽が圧倒的な人気で販売台数を伸ばしていきます。時代的にも「エコ」ブームがスタートし、以前のような「走り」に特化したアルトワークスの存在意義が薄れてきたんですね。排ガス規制等で、普通車のターボ搭載のスポーツカーである、日産シルビア(S15型)、180SX、スカイライン(R34型)、マツダRX-7(FD3S型)等がこの年代くらいから徐々にラインアップから外れて販売中止となり、スポーツカー暗黒の時代を迎えます
販売的にも振るわなくなり、販売中止。このモデルを最後にアルトワークスの名前は約15年間消滅することとなりました・・
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そして復活!!
復活の背景
15年の時を経て、ファンの待ち望んだ平成27年12月、アルトワークスは復活しました!! このエコの時代+スーパートールワゴン全盛の世の中ですが、天井が低くても、車内が少々狭くても、ターボでしっかりと走って、しっかりと止まる+峠道等のコーナーを楽しく走れる車が欲しい・・
こんな需要も少ないですが存在するわけです。このクラスのターボ+ミッション車というと、ホンダのS660、ダイハツのコペン、後はジムニー位しか現状購入できる軽自動車はないんですね
S660、コペンはオープン2シーターで値段も200万円前後と高額ですし、ジムニ-はもともとSUVですので、畑違いとなります。後ろにもしっかりと人が乗れて、4ドアでとなると、消去法ではアルトワークスしかなくなります
若い世代や、家族がいるから本気のスポーツカーは狭すぎてちょっと・・という団塊ジュニア世代なんかにはちょうど良い選択になると思いますよー!!
グレードはベースグレードの2WD、4WD、セミオートマの5AGS、5速ミッションの4パターンですが、車両価格は5速とAGSが金額が同じなので、実質2WDと4WDとの金額の違いとなります。ある意味潔いラインナップです、笑
参照元 http://www.suzuki.co.jp/car/alto_works
エンジン、パワーユニットはどうなった?
参照元 http://www.suzuki.co.jp/car/alto_works
エンジンはワークス専用設計、R06A型ツインカムターボエンジン、低速からターボを効かせ、軽いボディとあいまって、力強いトルクでグイグイ加速させる元気なエンジンです。このスペックを見ただけでも、ちょっと乗ってみたくなりますよねー
内装、シート
内装は運転席、助手席にレカロシートが標準装備です。スズキさん奢りましたねー、やはりスポーツカーなのでホールド性は重要ですし、世界品質のレカロシートなら腰にも負担がかかりにくいですよね。しかし惜しむらくはヒップポイントが高く、座面の高さが調整が出来ないことです。目線の高さを低めに設定したい方には、ちょっと高すぎるかもです。前後、リクライニングは移動できますので調整は出来るんですけどね・・
参照元 http://www.suzuki.co.jp/car/alto_works
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足回り
足回りはKYB製ショックアブソーバー、専用サスペンション、レッドブレーキキャリパー等、その気にさせる装備が装着されています。走行安定性やコーナーは非常に楽しい車に仕上がっています。路面のギャップの突き上げなんかで乗り心地はやや悪くなっていますが、そもそも乗り心地云々を議論する車ではないので問題ないでしょう。残念ながらブレーキがフロントのみディスクブレーキで、リヤはドラムなんです。そこそこの制動力はあるのですが、どうせなら四輪ディスクブレーキなら嬉しかったですね
写真ギャラリー
まとめ アルトワークスという選択肢は?
結論から言いますと、非常に良い選択だと思います。スズキのスポーツカーのラインアップで言えば、10月に新型が発売されたスイフトスポーツがフラッグシップとなりますが、軽という縛りの中で、実用性やコストパフォーマンスで考えてみましょう。
新車価格2WD、5MTで150万円を高いと見るか、安いと見るかですが、今日びの軽は150万円~200万円の価格帯はザラですし、これはこれでアルトワークスは十分にアリだと思います。出来れば車離れが進む若い世代に是非乗って欲しい車です。ミッション+ターボでキビキビと乗ってもらうと非常に楽しいのではないでしょうか?(オートマ限定も増えているかと思いますが・・)是非検討してみてください!!
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